2011年9月9日金曜日

二の章 液体ガラスとはなんぞや 我が人生と重ねて説明しよう。

二の章、液体ガラスとは何ぞや

世界一整備した日本のインフラ事業は鉄筋コンクリートという耐久性(50年~70年)の超短い構造物ですべてを埋め尽くしたといっても過言ではない。そのコンクリートを何としても200年程は持たさないと、この国は経済破綻をしてしまう。世界1位2位の経済大国日本は浮草のごとく沈んでしまう。その危機感は日ごとに私を揺さぶった。私、塩田政利は公共事業に新工法・新技術を提案する会社(日建工学東証2部)の常務として勤め、50才より㈱日興創業、コンクリートの長期耐久を研究開発し、日本国唯一の認定を取得した。
世界の遺跡で見るように数百年数千年の長期耐久基材は自然石である。コンクリートも自然石同様と言わずともせめて、二百年の耐久性を持たせたい。コンクリートに浸透させ、改質し、石に近づける物質それが液体ガラスだ。そして、それを更に改質し、コロイドガラスとして木材改質を図ったのが「木ごころ」という。コンクリートの長期耐久化を図って開発した液体ガラスは、今年6月、マリンコントラクター五洋建設㈱と提携、9月には道路専門会社との提携予定、海外では7月に中国国連との提携という運びになった。㈱日興は数年前に息子の哲康君を代表取締役社長にしたが、まだまだ長い人生やることありと、私は72才で㈱ニッコ
ーを設立。コンクリートのガラス化という体験を生かして木材のガラス化に挑戦した。地球温暖化問題の一環としての森林育成と木材活用。木材活用のためには、燃える、腐る、白蟻に食われる、変色する、色褪せる、曲がる、反る、割れる、という木材という植物の弱点をカバーしなければならない。

そもそも戦後の高度成長期に入り、建築構造物はコンクリート、鉄、化学合成物質を大量に使用している。問題は、施工の簡素化、コスト低減などの理由であろうが、耐久力に欠ける。現在の建築構造物はその耐久力が平均40年以下だと国の統計で出ている。

一、百年に一度の儲かるビジネスチャンスそれは木材加工、販売にある。

(一)江戸時代の建築は土と石と木で建てられ、大阪城や姫路城、神社、仏閣、古民家に見られるように数百年の歴史を保っている。
(二)一方、高度成長期にはコンクリート、鉄、化学合成物質で建てられた丸ビルや歌舞伎座は70年~60年でその生命を終えた。
(三)今や木材はその価値評価、すなわち人類の生活空間を形成する環境問題や耐久性を見直し、経済成長の一環とすべき時代にきている。
(四)地球温暖化問題は世界共通事項でCO2排出権は、国家間の有料取引となる。
(五)エネルギー過剰排出国は、CO2排出の少ない国から排出権を購入しなければならない。
(六)コンクリート、鉄、化学合成物質の製造には多大の熱エネルギーを必要とするが、木材はCO2を呼吸して育つ。
(七)木材輸出国は木材の価格にCO2排出権を関税としてプラスし、輸出する傾向にある。
(八)日本では、間伐材に国が補助金を出して、間伐材を守ろうとしているが、補助金を取得して、木を間伐しそのまま山に放置してある姿は多々ある。そこで、政府は間伐材を活用させる為、昨年10月公共事業関連やそれに準ずる建築、例えば学校、幼稚園、保育園、養護施設、公共建築等々の3階建てまでに木材を使用するよう政令を出した。それに合わせるように、木造建築や構造物はインドア、アウトドアに限らず推進が図られている。
(九)経済不況の上に東日本大震災や12号台風など天災は後を経たない。高度成長期にも物づくりは経済索引のリーダ
ーとなった。

日本の経済界は、松下、ホンダ、トヨタ、京セラ、ソニーのような物造りの企業が引っ張ってきた。木の活用を考えた物造りは幅広い。問題は燃える、腐る、白蟻に食われる、退色する、色あせする、日焼けするという植物ならではの欠点があり、これを解消したのが、液体ガラス注入法、顔料のナノ化塗料のハイブリッド化である。すなわち、木材の欠点とされる、燃える、腐る、白蟻食害を受ける、退色する、変色する問題を一挙に解決した。

我が国は、その昔より木の文化国である。世界一の木材輸入国でもある。日本国の中でも木材の加工造作技術は世界に秀でた才能がある。最大輸入消費国での日本国内木材活用方法を用いて、世界に向けて木材加工技術を輸出する。木材の輸入から技術の輸出大国を目指す。輸出大国の木材を我が国に入れていくのではなく、技術を生かして外国で木材加工をする。もちろん技術のみを売るのではなく、木材を購入して、加工し、リースをする。すなわち所有権を我が国が持つ。木材の加工技術は後で述べるが、木材そのものをコンクリートや鉄、化学合成物質より長期耐久力を持たすことが出来れば、木材の最大の特長である「削れば新品」を生かすことが出来る。世界の木材製品の所有権を我が国が持ち、世界にリース出来れば、当然我が国の経済力はつく。

1 曲る、反る、割れの是正技術
木を長年業としている人は木材の生命は乾燥にあるとさえ言う。木の乾燥は自然乾燥で含水率が15%を理想とする。生木は腐りやすく、乾燥し過ぎると水分が少なくなりすぎ、木の本来持つ本質さを失う。一般的に木の乾燥は100℃近
くの蒸気乾燥法が多いが、それらの木材乾燥法はコスト低下の為など無理があり、木は元に戻ろうとして、曲り、反り、割れが生じやすくなる。
㈱ニッコーでは木材の自然乾燥法により含水率30%以下になった木材を40℃の「低温潜熱」で木材を岩盤浴させ、乾燥方法を用いる。5日間で含水率を15%に仕上げた木材は、大工さん達が驚くほど曲り、反り、割れを防止する。と記したが、事実は簡単で、硬かった木をすかすかにしたらガラスは入るか? ピットを抜く、穴をあける、割る。悪戦苦闘も実らず、十数年の年月はあっという間であった。ヒントは妻の日曜日のお
でん。「グツグツ」食べていい「おいしくないよ」「いつ食べられる」「2時間後」これはうまくいった十数年は何たるや。世の中こんな物かいな?木を割れない、曲がらない、反らないようにするには温度をかけて圧縮する。薫煙遠赤法を用いる。銘木づくりのような
自然乾燥方法もあるが、人間が気持ち良い入浴法に砂風呂、岩盤浴があり、木材も人と同40℃ぐらいの低温岩盤浴が一番木を安定させ、いつまでも香りを出してくれる。何事も自然に天然に、無理矢理はダメと思わされた。

2 防腐技術
なぜ木は腐るのか。木が腐る条件は腐朽菌の繁殖によるもので、腐朽菌の繁殖には、湿度、酸素、水が必須条件である。この3要素の1つが欠けても腐朽菌は繁殖しない。言い換えれば、木を腐らなくするには3要素の1つをなくせばよい。木材内部の空隙にコロイドガラスを浸透させることで、ガラス粒子の不連続膜を形成させる。木材内部に水を浸透させず、呼吸を防がないガラス浸透系材で、㎥当り70kgの必要量を算出した。

3 白蟻の食害防止
腐朽菌の繁殖同様、白蟻もまた木材を食料として生殖するため、木材内部に水が吸収されなければ、白蟻は木材を食料に出来ないため繁殖しない。

4 木材劣化防止
どんな物質にも水があることで物体を形成する。物体から水を完全に除去すると物体は粉末化するように、木材にも適度な水分を必要とし、それが含水率15%である。木材内部にも水蒸気が入らなくなると乾燥し過ぎることになり、木材は劣化する。それを簡単に理解できる言葉の表現方法が「呼吸する」である。水分が気化するなど、6,000倍の体積になる。すなわち、水1リットルを気化するとタンクローリー一杯となる。気化された水の出入りを通気性と言い、通気性を失えば物質の劣化が進む。コロイドガラスの不連続膜は適度な通気性空間を形成する。

5 変色防止
木の変色は、酸化作用による灰色化、腐朽菌繁殖による白濁化、紫外線による日焼けの黒ずみ、またそれらの複合作用があるが、もう一つの変色に可視光線劣化がある。夏の直射日光による日焼けは人肌を焼いてもすぐ元に戻るが春の日焼けは元に戻りにくい。可視光は紫外線と異なり、人肌の角質層を通過し、皮膚の芯まで焦がす。木もまた人肌同様、木の内部まで可視光線による酸化が起こると灰色化、黒ずみ化が進む。木の内部に可視光線の浸入を抑えた上、無機質の酸化されにくい塗装を施すことで、木材の変色を遅らせることが出来る。

6 退色に強い塗装

塗装の目的はデコレートと防食であるが、塗り物は所詮剥がれがある。塗装剤には、有機塗料と無機塗料がある。有機塗料はバインダーが有機溶剤、すなわち化学合成物質である。一方、無機塗料は水をバインダーとする。もちろん有機塗料にも水性なるものがあるが、水性で無害の表記は少々矛盾を生じる。問題は呼吸性、通気性、紫外線劣化、可視光線劣化にある。物体の表面に膜を形成すると、その接点に温度差が生じれば水がたまる。水は温度差に従って蒸気化し、侵入幅より温度差が大きくなると抜け出そうとするが、通過する道を防がれた気化(6,000倍の体積)した水により膨れを生じ、剥離となる。そこで塗装を浸透性にし、基材にからみつけ、少しでも剥離を防止しようと試みるが、木材内部表面の塗装の間に膨れ
が生じれば同様のことが起こる。すなわち塗膜そのものに通気性があり、水の侵入を防止する必要がある。塗料とは化学合成物質であり、デコレート、防食を目的とするが、その開発はコンクリート、金属、化学合成物質などの人工基材を対象としており、木材はそれらの人工物とは異なる植物である。ゆえに家具やタンスのような物でも8回から10回の重ね塗りを必要とし、うるし塗りなどの調度品や箸には100回塗りもある。木材は植物であり、伸び縮みし、空隙が多く、ささくれ、トゲも発生しやすい。それにはその性質に合わせた塗料を必要とするのは当然と言えよう。㈱ニッコーの開発した塗料は無機質ナノ塗料である。

7

木は燃える
国の建築法に基づけば、不燃木材なる基準や規定がある。ある飲食店の壁面にデザインされた木板が張ってある。それにくっついて紙の提灯が並んでいる。問題は、壁面の木材化粧(18m/m)板が燃えやすいので、建築法違反だと国は言う。私から見れば紙の提灯が続くと危ないが、提灯は違反などではないと言うのだ。そもそも大正13年、関東大震災が起き、今の銀座を中心に焼け野原となった。いつの間にか木材は燃える風評が広がり国の規定が出来た。しかし、阪神大震災ではコンクリートも鉄も燃えた。不燃材使用の建築法は残り、防災ドア、耐火壁などの規定も健在だ。「木材は使え、建築法は守れ」である。「火災は着火しやすい紙や布または化学合成物質にあるので、木は簡単に燃える物ではない」などと言ってみても始まらない。今年6月26日不燃木材メーカー製品に対する国の点検が実施され、10社の内9社が不適正と評定され、公に発表
された。木材は植物であるから不燃化は難しい。不燃化は出来ても湿気を呼び、腐る、錆びる、色あせる、変色する、退色するなどの問題を抱える。不燃化には薬剤を使用する。量を少なくすればそれらの難を少なく出来る。売る為、利益の為、問題軽減の為な人を配慮すれば事件ともなる。問題解決には無機化、湿気防止、通気性能などの付加価値をつけることである。

以上のような木材そのものの欠点を補い、長所を生かし、「売るため」でなく「生かす」方法を考えてこそ、社会から評価
されるのである。
実績は日を追って増える。
 ①木曽の御岳
 ②本門寺
 ③高山の桜山八幡宮
 ④新川千年桜景観事業
 ⑤横浜のシンボル港桟橋
 ⑥皇居外堀りのハトバス休憩所
 ⑦幼稚園
⑧学校
⑨中部大学
⑩名古屋大学 野依教授記念会館
⑪出石城の橋
⑫道路公団美浜パーキング
⑬国交省穴川緑地公園
⑭岐阜県富加町道の駅
⑮長崎大学
 ⑯長野県庁記念館
⑰中部森林管理赤沢美林遊歩道
(「写真資料」別紙)
売るのではなく、生かすことを理解してもらった結果である。

木材活用メリット
東京電力の原発事故問題は単なる電力エネルギーの問題ではない。種々の製品作りにエネルギーは不可欠である。しかし、電力不足は海外生産への移行となり、国内経済力低下を招く。そして、燃焼エネルギーの増加に高価なCO2対策費用を海外に支払うことになる。セメント、鉄、化学合成物質製造の為の熱エネルギー発生と国内木材活用の為の森林育成は、CO2対策のみならず鉄に替わる基材として物置、柵、ガードレール、カンバン、標識、歩道橋、太陽光発電の架台、鉄柱などに活用出来る。他に化学合成物質に替える用途があり、ベンチ、テーブル、公園施設、車庫、勉強部屋、簡易トイレ、バスストック、車屋、表面保護、河川の根固、漁床デッキ、ルーバー等々コンクリート、鉄、等、用途は数え切れない。木材活用事業はCO2対策のみならず地産地消による地場産業の育成とともに雇用対策ともなる。また、自然の森林育成は人の健康対策、高齢者対策ともなる。水を浄化し、流域の魚介類の環境保護となり、土砂流災害を防止しながら地域格差是正にも繋がるメリットがある。
世界一のコンピューターもさして話題にならず、政治不信、株安、円高それでも日本は動かない

これでよいのか今何をすべきか
①構築構造物の長期耐久化
②国民総生産活動
③文明により文化を育てる
④物づくりで世界に進出

何が何でも経済力を高め、物づくりで世界に進出し、衣食足りて、礼節を知る。日本の文化を若き世代に引き継がねばならない。私にもまだ10年はある。どうしても強い日本国をつくらねばならない。

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